アートメイクアイラインの施術:表面麻酔について
最近では、多くの女性が眉やアイラインのアートメイクをし、化粧をする煩わしさから解き放たれ、
自然な感じで素顔が引き立っています。そういった友達や知り合いを見ていると自分もアートメイクをしようかなという気持ちになるかもしれません。また、現在では、フリーペーパーにも落ちないメイク、アートメイクを施してくれる美容サロンがたくさん掲載されています。こういった情報誌を見ているだけでも、眉、アイライン、唇をはじめ、頬やアイシャドーなどアートメイクでも多くの種類があり、サロン毎にもそれぞれ異なった技術をもったメイクアップアーティストがいることが分かるでしょう。しかしながら、眼の周辺は非常にデリケートなので、衛生状態や針の殺菌、痛みに対する対策をしっかりと行っているサロンを選ぶ必要があります。
特にアイラインを入れる場合には、注意が必要です。このページでは、アイラインの施術を進める上で考慮しなければいけない点をまとめています。
これ以下の内容については、アートメイクにおける麻酔の第一人者である麻酔学者Dr.Charles Zwerling氏による指示の元にAlexis Lawson氏が書いた文章を要約したものです。アメリカでのケースなので、必ずしも日本の場合とは合わないこともあるということを注意して読んでください。特に、麻酔の扱いについては、日本とアメリカでは大きな違いがあります。
※Alexis Lawson氏は、Softap社の新しい画期的な手法と色素を創出した女性です。
※原文は、「Eye Do's and Eye Dont's」
局所麻酔についてFDAの見解
眼の周りで表面麻酔を安全に使うには
施術前に考えなければならないこと
施術中に考えなければならないこと
施術後にすること
表面麻酔(Topical Anesthesia)について
アートメイクでアイラインを入れるときに表面麻酔を使うことは、お客様の痛みを和らげるという点で非常にすばらしいものです。しかし、それは「適切に」使用された場合のみです。正しい薬の使用は、お客様をリラックスさせ、不快感を取り除き、色素をしっかりと定着させ、仕上げる時の不必要な修正を減らします。そこで問題は「正しい」薬とは何であるかということです。表面麻酔に関しては、アートメイクアーティストが従わなければならない特別なガイドラインがあります。
局所麻酔についてFDAの見解
FDAはアメリカの厚生省にあたるFood and Drug Administrationです。FDAの局所麻酔に関する見解は以下です。
- FDAはアートメイクで局所麻酔を使うことは許可していますが、アートメイクでの使用目的では、どの麻酔薬も承認をしていません。
- 局所麻酔に関しては、処方箋なしでも購入できるFDAが認可している薬があります。FDAはこららの薬の強さについて明確なガイドラインを示しています。処方箋なしで販売・購入できる麻酔の成分は以下です。
a. リドカイン(Lidocaine) 1-4%
b. テトラカイン(Tetracaine) 0.5-2%
c. ベンゾカイン(Benzocaine) 20%
d. プラモクサイン(Pramoxine) 0.5% - 多くのアートメイクアーティストは、10%かそれよりも濃いリドカインを使用しています。薬剤師は、10%、20%、30%などの強いリドカインは、医師用に製造しています。これらの濃いリドカインは、医師以外に使用されるべきではなく、ましてやアートメイクでアイラインを入れるときに使用するべきではありません。
眼の周りで表面麻酔を安全に使うには?
アートメイクでアイラインを入れるときに表面麻酔を使う場合、それは個人の責任のもと使用することになります。強い濃度の麻酔はよくありません。実際、強い濃度の麻酔は危険です。以下は表面麻酔を眼の周辺に使う場合の重要なガイドラインです。
液体の表面麻酔を使わない
液体の表面麻酔は、クリーム状の表面麻酔よりもはるかに眼の中に流れ込む確率が高いです。もちろん、眼の中には何も入らないほうがいいです。従って、液体の表面麻酔かクリーム状の表面麻酔どちらかを選らばなけらばならない場合、クリーム状の方を選ぶべきです。液状の表面麻酔が眼に入った場合、それが眼の中に入ったのかどうか気づくことができませんが、クリーム状のものの場合、気づくことができ、眼を洗い流すことができます。20%のベンゾカインであるHurricaineはクリーム状のものと液体のもの両方がありますが、これは口や粘膜用で、眼用ではないことに注意をしてください。
眼にはEMLAを使わない
EMLAや共融鎮痛剤などのような表面麻酔は眼用に作られていないので使われるべきではありません。EMLAや他の共融薬はPH値がだいたい9くらいでアルカリ性が強く、眼球の血管を損傷し角膜で化学熱傷を起こします。厄介なことに、アートメイクアーティストによっては早く麻酔を効かせるために、サランラップで眼を閉じたりします。これは、脳がホットパック効果が起こっていると認識するので、いい方法ではありません。結果として血管が膨張し、血が集まり、色素を入れる前に不必要にむくんでしまいます。
点眼用の表面麻酔を使わない
点眼用の表面麻酔は、アイラインを入れるときには、絶対に使ってはいけません。もしこれらが眼に入ってしまった場合、施術中に眼にくるひりひりした痛みやさす様な痛みが感じられなくなります。これは、施術中に間違って眼に大きなダメージを与えたり、色素が眼に入ってしまっても、お客様から止めるように訴ええることができないので危険です。また、アートメイクアーティストが眼をすすがなければならないことに気が付かないばかりか、お客様本人も感覚がないため、脳が涙を出す指令を出すことができず、異物を流しだせなくなってしまします。つまり、アーティストもお客様も誰も気が付くことがなく、角膜への攻撃が続いてしまうのです。また、点眼用の表面麻酔は、他の危険な物質をも角膜へ流入しやすくしてしまいます。EMLAのところでも説明したような、アルカリによる熱傷に気が付かなかい場合を想像してみてください。
要は、点眼用の表面麻酔が眼に入ってしまうと、眼に何が入っても気が付かなくなってしまうため、危険であるということです。
色素の中に表面麻酔を混ぜない
色素の中に表面麻酔を混ぜて使うアートメイクアーティストが結構います。この行為は違法で、お客様にもかなり危険であるということをしっていましたか?表面麻酔を皮膚の表面に塗り浸透させる(exernally)のと、それを針を使って中に押し込む(injection)のとでは明確に違いがあります。針を使って麻酔を注入するのは、医師のみが行うべきです。アメリカでは、色素に表面麻酔を混ぜて針でさした場合、何かが起こっても保険の対象になりません。2%以上のリドカインが針で注入された場合、細胞を作る組織はひどくダメージを受け、時に細胞が死んだりします。また、細胞への必要以上のダメージにより、色素も必要以上に失われます。
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